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2019-05-24 16:58:00

看取り

 

超高齢化社会を迎え、尊厳死や在宅ケアなど、人生の終末期のあり方は大きく変化しています。

 

死は誰にでも等しく訪れるもの。
だからこそ「自分や家族がどのような最期を迎えたいか」を考える機会は増えました。

けれど、それを身近な家族と話し合うのはどこか怖く、避けてしまいがちなテーマでもあります。

 

特に、大切な人の衰弱していく姿を前にしたとき、私たちは無意識に「何かをしてあげなければ」という強い焦りや不安にとらわれます。

食事や水分が摂れなくなり、呼吸が少しずつ静かになり、終わりに近づいていく時間。


「ただ静かに見守る」ということは、残される側にとって恐れや葛藤を伴う体験です。

私たちは常に「何かをすること」に慣れていて、自然に命を引き取る場にただ身を置くことに慣れていないからです。

 

死にゆく人、それを見送る私たち。

その最期の時間を共に過ごすとき、まずは自分の中にある「何かをしなければ」という焦りや不安、死への恐れにそっと気づいてみてください。

 

「ただ、いま同じ空間に共に在ること」

命の終わりの瞬間に寄り添う体験は、生きている私たちに「自分自身の生と死」を静かに問いかけてくれます。

その時間こそが、残された私たちのこれからの生き方に、深い意味と光を与えてくれるのかもしれません。

 

更新日2026.8.13

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