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2020-07-26 12:57:00
間
私は、邦画を好んで見る。
思いもよらぬ展開や、ハラハラドキドキ、
といったものも楽しいけれど、
最近は、
音楽で言ったらクレシェンドのように、
ゆっくり、ゆったりと盛り上がり、
次第に静けさが戻ってくるようなものが好き。
物語の「やま」は、けして派手とは言えないけれど、
その分、奥底まで深く振動するような感覚がある。
会話が途切れて、動きのない画面。
その間(ま)と、
一緒にいることで起こってくる、ワクワク感がいい。
静寂 無音 空間 に気づくと、
聴覚、触覚、嗅覚が敏感になるようだ。
間と間
慣れ親しんだ、沢山の情報、刺激から離れて、
静けさの中に溶け込むことで起こること。
静けさは怖さでもあり、
興奮でもあるようだ。