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感受性の高さ
感受性が強い人って、どんな人だと思いますか?
人情に厚く、あたたかい心をもつ人?
人の些細な変化に気がつくことができ、心配りができる人?
今流にいえば「空気をよみやすい人」と表現できるのかもしれません。
私の周りにも、沢山の感受性豊かな方がいます。
いずれも、私にとって安心できる仲間たちです。
感受性の強い方は、ものごとの細かい部分まで感じとれるので、対人面において、
気疲れしたり、傷つきやすいといった、敏感さを持ち合わせている人ともいえるでしょう。
他者に対するアンテナが高すぎるために、感情移入しやすく、相手の問題を自分の事のように感じすぎたり、
相手を優先してばかりで、自分を大事にできなかった経験もあるかもしれません。
でも、あなたの持つその特性は宝物でもあるのです。
小さなことで傷つくその心は、どんな些細なものにでも感動出来る純粋さも持ち合わせています。
それは、どんな時でも、どこにいても自分の心を豊かにすることができる力です。
また、あなたの高い共感力は、周囲の人に幸せな気持ちをもたらすでしょう。
では、感受性の豊かさという宝物を活かしていくためには、どうしたらよいのでしょうか?
それは、
「相手に感じる感情を、自分に戻す」事です。
例えば
「この人怒ってる?」「迷惑なのかな?」と感じた時、
そっくりそのまま、
「私は今、この人が怒っているのかな~?って感じてるな」
「私は今、この人が迷惑じゃないのかな?って感じてるな」と
今、自分が感じている事を眺めてみればいいのです。
そうすることで、自分の感情と他者の感情をわけることができます。
相手が、どう感じているか結局は、相手しかわからない、あくまでも自分の推測でしかないのです。
投影とも言われる、自分の心を映し出すことによって感じるものでもありますが、
感受性の高さが引き起こすことと言えるかもしれません。
まずは
「自分の思いと相手の思いに線を引くこと」が大切です。
自分が、ただそう感じているのだな、ということです。
その思いに良い悪いもなく、ただそう感じているのだね、と自分の思いを、その場に置いておくのです。
ここで注意したいのは、例えば
「この人怒ってる?」って感じている時、
「また、こんなこと気にしてる・・私ってダメだな」等と押し込まないこと。
あくまでも今、私が感じていることは、良いも悪いもないのです。
そこに、解釈や判断をいれるから苦しくなるのです。
ただただ、自分に起こる感情や記憶や感覚と共にいる練習をします。
これは、マインドフルネス瞑想や、気づきの練習によって、
自分と他者との間に起ることを、区別できるようになることで、楽になっていきます。
さらに、ありのままの自分を感じられる強さと、心地よさが手に入り、
無駄な苦しみが少なくなり、いざ!という時に、本来の力を発揮できるようになっていくでしょう。