女性は、もともと「受け取る」という、素晴らしいプレゼントを与えられています。
身体的にも、女性は「受け取る」男性は「与える」という構造上の違いがあります.
男女の違いは、もともと性質の異なるものなのですね.
実際に、女性は、パートナーから愛されていないのでは?と感じることが多いようです.
受け取ることが下手だと、愛されていても、それに気づけないので、もっと愛してほしい
という欲求が、加速することになります.
受け取るのが苦手な方は,
自分の力で、何とかしようと頑張ってきた人、とも言えるでしょう。
だから、他者に、助けを求めたり、甘える事が苦手かもしれません。
幼少時から、親が忙しく、甘える事ができなかったり、人に迷惑をかけてはいけないと、
自立ポジションでいる事を求められ、本音を言えなかったり、
自分が助ける役に回る事で、家族をまとめていたり。
実際に、SOSを出しても、相手にされなかったり、怒られたり・・・
様々な経験の中で、思いは、ひっそりと、心の奥に追いやられたのかもしれません。
相手からしてもらったことを素直に受け取れない、喜べない根底には無価値観があります。
こんな私はダメだから・・・という思いです。
それは反面、相手の困りごとには敏感で、相手の問題を、そのまま引き受けたり、
Noと、はっきり断る事ができなかったりと、他者ペースに巻き込まれやすくなります。
そして、与える事ばかりが当たり前になると、
次第に、与えられない自分を責めたり嘆いたりもします。
苦しさを自分で作っていく状態です
受けとる、与える。
これは、キャッチボールのようなもので、どちらが大きいからいい、というものでもありません。
他者に与える事は素晴らしいことである、と思われがちですが、
与える事で得られる喜びは、相手が、それに反応してくれなかったとしても、
それをする自分が好きだから、また与えたくなる。
これが本当の喜びでしょう。
そこには、無理はありません。
他者の反応を見て、自分を評価するという駆け引きが、苦しさを生み出します。
~受け取るには練習が必要です~
意識して真剣に、まっすぐ受け取りましょう。
してもらったこと、言われたことを、そのまま受け取る。
手伝ってくれたことに「ありがとう」と言う。
褒めてもらったことに「ありがとう」と言う。
そこには判断や解釈は必要ありません。
それは、相手の存在そのものを受け取ることに、繋がっています。
相手も、受け取ってもらえる安心感と満足で、また与えたくなります。
受け取ることは、相手の愛を受け取ることなのです。
どんなに些細な事でも「ありがとう」って受け取ってみる。
愛を受ける喜びを自分に許すと、女性としての器が満たされていきます。
それは、同時に、相手を包み込むという力を発揮してもいるのです。
傷ついた女性たちが、愛を受け取ることを自分に許すことで、
「愛されたい」から「愛してみたい」という次のステージが現れてくると感じます。