瞑想をベースにプログラムされたマインドフルネス
色々な方法があるけれど、私がしているのは呼吸法。
呼吸に意識を向け、自分の内面で起きている事に気づく力を高めていくというもの。
科学的根拠もあり、欧米では医療、教育、企業分野で続々と取り入れられているストレス対策の1つ。
私たちは、心配しても仕方ない事を心配しすぎたり、すでに終わった過去を考えていたりと、
頭の中の思考に常に巻き込まれている状態でもある。
マインドフルネスとは「今、ここ」でおきていることを、感じ受け止めること。
それによって心は静かになり、不安や恐れから解放され、心にエネルギーがたまっていく。
自分の内面で起きている事に、気づく力が高まると、自分と思考や感情との間にスペースが空き、
今まで無意識に反応していた事を、自覚できるようになる。
しかし、実際に呼吸だけに集中するのは、最初は難しいことでもある。
今ここにない先の事や、過去の事をはじめ、
集中しなくては・・とか、こんなことして何になるの?
私には向いてないんじゃないか?とか・・
色々な思いや気持ちが次々に浮かんでくる。
でも、それは当たり前、悪い事ではない。
湧いてくる思いや感情を消去しようとしないことが大切。
それを、川に浮かぶ葉のように、自然に流れていくのを眺めること。
そして、また、呼吸に意識を戻していく。
何回でも・・・
快も不快も必ず通りすぎる事。
感情に巻き込まれずに「自分を俯瞰して見る」ようになれる練習なのだ。
少し離れた場所から自分を眺められることができるようになると、
未来や過去からのストレスは減り、心はフラットな状態にいられるので楽になる。
更に、その静けさを得る事で、自分の中にある、意識されなかった力や宝に、
触れていくことにも繋がる可能性がある。
良いも悪いも、感情は自分自身が作り出すもので、
それに、最初に影響される人は、自分なのだという気づきは、
自分の人生を生きていける、という、自由の始まりでもある。