守られた安全な枠の中で行われるカウンセリングやセラピー、そこで起こったこと。

それを持ち帰り日常の生活に戻る、その行き来によって次第に変化が起こってきます。

人は、周囲からの価値観を取り入れて成長していきます。

当時は役に立った考えが、今は必要でなくなっているにもかかわらず何故か手放せない。

それが、生きづらさの原因になっていることがあります。

また、生きるためには、環境に適応していかなければなりません。

そのために、存在を許されなかった自分の部分の欲求が今も、満たされていない状態にあります。

心は地層のようなものです。

浅い所から深いところまで繋がっています。

歴史だってあります。

古いもの、新しいもの、そして遠い所から現れているもの。

そう思うと、なんとも不思議ですね。

頭では理解していても繰り返してしまうことや、気づけばいつも似たようなことで苦しんでいる、

忘れたくても浮かんでくる思い、望む方向に進めない、などは、少し深いレベルから出てきているメッセージです。

それにコンタクトを取るには、対話だけに留まらず、あなたの内の様々な存在との関わりを試す体験的な場が必要です。

嫌いな自分、好きな自分。

良い自分、悪い自分。

ジャッジによって分裂し、今まで続けてきた争いや対立を自分で終わらせていくのです。

そのためには、映画のように小説のように、個性豊かな登場人物に出会っていきます。

存在を無いものにされてきた、歓迎されないもの達に光を当てていくことを試してみるのです。

そのもの達との関わりによって、最終的にあなたという1つの作品となります。

それは、身体に備わるすぐれた智慧によって、部分部分がまとまりエネルギーとして流れ出すことでもあります。

途中で抵抗や停止が起こることもあるでしょう。

それは、あなたを守るもの。けして無視することはできません。勿論、無理をすることもありません。

でも、そんな時に役に立つのがマインドフルネスです。

身体に注意を向けること、呼吸に気づき、感覚に気づき、五感を使って、いまここに意識を向けてみます。

それは、大きな安全基地となります。

身体とマインドフルネスに関わる力が育つことで、怖さのその先に新たな世界が拡がります。

その時々に現れることを、ありのままに体験することで、深い気づきが得られます。

どこまで試すか？それは、その時々にあなたの身体が教えてくれるはずです。

私は、あなたのその力を信頼し、ご一緒させていただきます。

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